New York -02-

2019.04.01

マンハッタンから電車でゴトゴトと2時間ちょっと。天候も相まって、風景が悲しげで格好良い。
ベルトを仕入れたくて、ロスの知り合いに相談したら紹介してもらえた。しかし革は問題ないけど、肝心のバックルが作れないそうで、センスの良いメタル職人がニューヨークにいると。
しかしそれはそれは凄い展開になった。これだからこの仕事はやめられないというか、これぞまさに醍醐味というか。とにかく、もうこれだけで意味のあるアメリカ出張になったなと。
これはまた後ほど。
さてTAKAYUKI HASHIMOTO。スチールとヒールを弄っていたため事実上初おろし。
LEVERからももう間もなくでしょうか。サンプルのサンプルみたいなプロトは見ましたけど、もう若干シュッとしていたような。底付けの職人さんが異なるだけで同じ木型であっても見た目ではないもっと空気感と言いますか、変わるんだなぁ。

古いヨーロッパ靴に使用されているマイナスビスを今回は指定。
かつてHASHIMOTO氏から言われた「見えないからといってどうしようもない滑り止めを貼るくらいなら、何も貼らずにスリップして転んだ方がマシ」という名言。※他にもPath納品時に「これが売れなかったら俺は死ぬ」という名セリフも面白かった。
かと言って消耗パーツにわざわざお金をかけるのも考えどころではありますけど、時計で例えるところのブレスみたいなものでしょうか。今では全然納得してやり込むまでに。

ヒールは珍しいTIGER20をセット。
あとはシューツリーなんですよねぇ。
一応HASHIMOTO氏から「彼が最強なんで」と相変わらずの中学生みたいなノリで紹介されたビスポークシューツリー職人がいるにはいるんですけどね。ただとんでもない値段するので、今はまだ覚悟がきまりません。

どうですかこれ。息をのむ美しさ。
このブラウニーカラーのOxford、当然ブラックの方が収まりは良いですよね。ただ超えると思いますよ、やり方次第で黒を。特に楽しみなのは夏。デニム以外、全身ブラウンやりたいんですよ。Tシャツも羽織るシャツもブラウン。という夏のMr.Brownie。

ちなみに履き心地は最悪ですね。歩けないですもん、初めはまともに。
しかし最初の編上げがそうであったように馴染んだら最強というのは理解していますから、今はナイキのジム用のスニーカーと交互に頑張ってます。
底が身体を受け入れやがて沈み、フロントが1つの線になった時、そこで初めて完成と言えますからね。