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2019.03.13

2011年か2012年の2月。私はロサンゼルスに来ていた。そのときすでに5年くらい付き合いのある札幌のセレクトショップのオーナーさんと夜食事をしながら”なぜ海外で見る日本人女性は5割増しに見えるのか”みたいなことを話していた、と思う。

アルコールも入っていたためか気持ちが高まり、女性と会いたいモードへ。食事後ふたりで夜な夜なハリウッドの街に出かけ、当時サンセットストリートで人気があった、店内に唐突にロデオが設置されている大型のBarに入店。当時は今よりも遥かに日本人観光客が多く、仮に女性同士でロスに来ていたとしてじゃあ夜何しますかってなったらココは堅いスポットなんじゃないかと。

そしたら本当にいた。たしか25歳くらいでOLさんだったはず。そしてなんとも奇跡な感じで彼女のテーブルの後ろへ通されたのです。

説明を省きますが、先輩が秒でナンパして一緒にカクテルを飲み、そのあと先輩おすすめのかっこいいゲイバーに行って、さらにフラフラでW hotelかなんかでやっていたクラブイベントに入場しようとしたらドレスコードで私がひっかかり、ってやってて気付いたら朝方その子たちのホテルの部屋にいた。しかもなぜか2:2でベッドで寝てるという。

いやー、今思い出しても鼻の下が伸びますね。しかし隣のベッドで事件勃発。キャッて静かな悲鳴をあげてるの。え、まさかまじすか先輩って見たら、お手つきしようとして断られてた。でも本当はたまたま寝返りうとうとしたら女性に誤解を与えるような動作にみえてしまっただけですよ、みたいな感じで誤魔化そうと真剣な表情で狸寝入りをしてる先輩。

私の側にいた女性が心配にというか怒り始めて、大丈夫?とかワタシそっちいくよ、とか伝わりづらいですけどなんかバタバタしてきたんですよ。でも先輩は必死に寝たふりを続けてるという。その状況に私がほんとうに耐えられなくなっちゃって、うわーもうすごく嫌だーって、わーってパニックになって何故か怒ってる女性にキスをした。そして完全にパニックルームと化して動揺してる女性陣と、必死に夢の中を演じ続けてる先輩を置き去りに部屋からひとり逃げました。

というあの日の夜の話は先輩と会うたびに話題になるんですけど、どっちもどっちでしたよね、と。乾杯