Special

2018.08.06

「博物館クラスのレア物」という表現はvintageの世界ではよく使われる表現ですが、どうでしょう。実際にそれにふさわしいモノはいくつも存在はしていないはず。

今回は、実際に博物館が絡んだお話。まるで夢のような逸品をご紹介します。
提供はBOWERY BLUE MAKERS。昨年暮れのNYのスタジオに、100年以上前のデニム生地を持ち込んだヨーロッパのVintageコレクター。
その生地の出所はフランスのミュージアム。鑑定の結果、1905年以前のフランス製の生地だということが分かっています。もっと言うと、生地幅が28.5インチのデニムなので1800年代後半が濃厚とのこと。Le Blanという当時存在した生地メーカーのようですね。

前代未聞。まさかのロールの状態でやってきたその青いミイラは(当時の保存袋も完備)、色々な意味で重たく、そしてあの独特の匂いが、ロールの時点で只者では無いサインを放っていたのをよく覚えています。(ロールを実際に私も見ています)

持ち込んだコレクターは言いました。「この生地を使ってデニムを作ってくれないか?」
クレイジー。クレイジージャーニー。待ってたよこういう変態君を。

これまでデニムの世界に30年以上携わってきたEchigoyaさんでも、大変古い時代のロールを見たことは2度しかないんだって。(ちなみに1度目はNYの有名なRolexコレクターが所有しているXXのデッドストックロール)

そしてその生地量から察するにw34までなら2本作れるということで、一本は勿論そのコレクター用に。そしてもう一本は当店が受け持つことにしました。
勿論金額も果てしないですが、これを逃したら次はきっと二度と来ないでしょうから、このような機会は。

最近はこのようなレアケースな仕入れをした場合、あまり大っぴらにブログで公開することはめっきり減りましたが、デニムのことになるとね、これは皆さんに見てもらいたいというか、知ってもらいたいんですよね。こんなにバカげたことやってるよって。
写真は少なめですが、ちらっとご紹介させてください。

ダメージがある箇所を知らせる赤い糸。こちらは当時出荷される際に付けられたマーク。外すことなく製品化。

青い。そして深い、当時のインディゴ。所々にピッと入るフレックが股間をくすぐる。
「美しい線落ちが期待できる素晴らしい生地」と鼻息の荒いEchigoyaさん。スレキにはこちらも同様にフランス産のデッドストック生地。年代は不明ですがマッチングに関してはナチュラル。そりゃあそうです。True Vintage。
そして作り上げるミシン達は勿論あれらになるわけですからね。エグい話なわけですよ実際。

気になるお値段ですが、デッドのXXくらいしますかねー。ここまでくると当然そのようなお宝も範疇になってきますね。
Which is better for your Fashion? NO! For your fuckin’ Life!

※Thank you sold out