AATSU 始動

2018.08.03

今年頭に訪れたウクライナ。
正直、この場所から新しくてナウいファッションが生まれる要素は微塵も無い、というか、必要すら感じさせないというのが感想でした。なんもない、まじで。しかし現在、数人のやる気勢で構成されるアーティスチックなチームがいて、彼らはまるでシェルターのようなリノベーションされた基地をシェアし、活動をしています。

その中の一人であり、リーダー格の男であるANDY GONZA。
“Future maker”と名乗るANDYはこのスタジオで小物から衣服を自主製作しています。もうね、あえてファッションとは言いません。

製作するにあたり必要な工具や材料が並んでいますがどうでしょう。何も香ってこない。デザイナーのアトリエ感が漂ってこない。

棚には読みかけの漫画なども。

実は彼、オタク(格好良い意味じゃなくて)なんです。
日本の漫画とアニメから強く影響を受けており、中でもAKIRAやエヴァンゲリオンなど、SFが混じるあの90年代から見た未来世界を描いた作品が彼を狂わせました。
そして自身でさらにブラッシュアップした架空の物語である”AATSU”(アーツ)を日々執筆しているのです、頭の中で。

このプロジェクトは、ANDY GONZAが描くSF物語”AATSU”で登場するキャラクター達が身につけているアイテムを具現化したもの。

もう、マジで入っちゃってるから、この男。退廃した未来都市に銃声が響き渡るAATSU WORLDに。

見てよこれ。どうよこのプラモデル。劇中でウォーリア達が履いている靴でしょうねきっと。
このエヴァでAKIRAでGANTZしてる作品達は通常、作品であって売り物ではないのですが、まぁやらせましたよね、製品化。久々に最狂と言いたい。こちらのmini bagは中にバッテリーが収納されていて、ONにすると窓が発光します。
真顔で「光るんだぜ」。
何も言えなかった。
ちなみにこのSF感のある色に発光するライトの板を探すのに苦労したそう。分かるよ分かるよ、一番大事だよね、そこが何より。

で、明日(土)明後日(日)で当店でこのプラモを販売するわけですが、リリースできるモデルは1モデルのみ。他も色々頼んでいますので、多分年内でポツポツと入荷するんじゃないかと。

第一弾は、こちら。もうね、イッちゃってるでしょこの時点で。
靴です。これ、靴です。
AATSU 
Type – SHOES
Model – STONER
Material description – LEATHER
Color – MILITARY GRAY , MILITARY GREEN
Size – 40 , 41
Price – JPY125,000-(intax)

ヤバイことになってるでしょう、これ。
イメージだけで言ったら、革靴とスニーカーの中間ですが、もうそないなことなどどうだっていいです。
とりあえず、ちゃんとデイリーに履けて靴として機能するのでご心配なく。

「ハンドメイドで細部まで作り込まれた」という表現ってよく聞くと思うんだけど、AATSUの場合、その表現と拘り箇所が、小学生にも分かる。

例えば肉抜きされた断面を、はみ出さないように(はみ出してる)赤く綺麗に着色するとか、

肉抜き周りをカッターで薄く跡をつけてフレームにするとか。真剣になる箇所が、要は殆どがそういうところ。

シューホールもスクエア。とことん、どこまでもFutuer made。ただし昔から見た未来の話。だからVINTAGE and FUTUREってことかな。

合わせるパンツ、どうしましょうかね。デニムは違いましたよ、予想通り。
私は骨折る前にテストを兼ねてサンプルを2週間くらい履いてましたが、結局ジム着として数本買いしたKolorのパンツ(多分定番のやつ)が、おしゃれを取るなら一番はこれかなって思いました。KolorとAATSU、ブランドのイメージによるケミストリーもなかなかこれ以上は無いんじゃないかな。
M47とか、ああいう古着とのバランスも悪くはないけど、うーん、やっぱり悪くはない、って感じ。個人的にですが。


そういえばタン無いです。この時期はスニーカーソックスか素足でいいと思いますが冬はどうでしょうかね。やっぱり黒いノーマル丈のソックスになりますかね。
右足は骨折してるから腫れててワイドに見えるけど、実際はもうちょっとシャープな印象になるますよ。

そしてサイズ感ですが、分かりづらいかもだけどレユッカスで41の人は40。42の人は41。という感じで、1サイズ落としてください。
あと悩ませたのが裏。
この上に何か貼ってどうこうできるんですかね。できるならそれが良いかもしれませんが、私はカカトを革一枚分剥いでそこにゴムを足しました。シェイプも揃えてもらったため横からのルックスは一緒だけどこのロゴは無いんですよね。

そしてつま先には相変わらずプレートを。なんとなくコンセプトも見ようによっては近いデザインな気がする。とにかく、非常にレアケースなブランドであるこのAATSU。
また一つ、いけない扉を開いてしまった気がする。

明日(土)12:00より店頭で発売しますが、通信販売も承っております。ご希望の方はメールを送ってください。
南青山6-3-14 サントロペ南青山#301
atelier.ishizaki@gmail.com