ACCALMIE

2018.04.03

2月、ひょんな事から知り合ったフランス人。彼の名はLolo。
LoloはかつてHERMESにてエキゾチックレザーを専門にクロコダイルやリザードの選定士、及びカッティングを担当していました。
要はHERMESのクロコのバイヤー。彼が勤めていた8年間でHERMESからリリースされていたクロコダイル製品は、全てLoloが仕入れと裁断を担当していたようです。
そして現在、Loloはフランスを離れ昨年末より日本に移住。なんと私の家のすぐ裏に住んでいるという、なんだか奇跡。
こんな近くにいるものなんですね。凄い。
で、当然のように彼の家に通う日々。というのも、現在は”ACCALMIE”という自身のレーベルを立ち上げ、革の仕入れから裁断、そして組み上げに至るまで一貫してLoloが手作業で行う活動をスタートしているんですよ。サンプルをいくつか作っていて、見せてもらうのが楽しいの。
でも現在お取り扱いしているお店は無く、毎日ただただヒマらしいんですわ。

欲しいモデルがあったらすぐに作れるということで、巾着袋をオーダーしました。クロコダイルとリザードで。

使用されるクロコダイルはLolo曰く現在世界一。確かにぶち抜けてますよ。「これ使うよ」って見せてもらった革の段階でもうね、代わりが効かないものだということは理解できましたんで。何をもって世界一かは理論では分からないけども。
HERMESに見つかる前に買わないと買えなくなるんだって。
それにしてもエキゾチックレザーの巾着とか、発想が良いよね。だって、例えば変にオーセンティックな鞄を作るとなったらそれは単なるお金持ち用の鞄になってしまうでしょう?内容は違えどルックスだけは。

クロコダイルのカーテン。ファンタスティコ。美しいなんてもんじゃない。まじであと3つくらい欲しい。
ちなみにまだリザードは1つも出来ていませんでして、写真はありません。多分今週末までには完成するとのことなので、受け取り次第お写真載せますね。

道具はLoloがフランス時代、職人に特注したもの。その話も沼ってたなぁ。

糸は1940年代のデッドストック。あれ、なんだっけな。この年代の糸でないとダメな理由があってそれに感動したんだよ。なんだっけ、忘れてしまいました。聞いておきます。
とにかく、沢山持ってた。中でも蛍光グリーンの糸が格好良かった。でもどこに使うかで危なくなるから今回はパスしたよ。

光景はご覧のようにグッとくる雰囲気なんだけど、ふとした時に「元HERMESの職人が代々木八幡で巾着作っちゃってるよ」って思っちゃうと超笑えるの。もう漫画みたいな展開。

ちなみにカラーはこれBlackではなく、D.Navy。深く青いんだよ。光の差し方で色が変わる。漆黒にも、ブルーにも表情を変える。

あとなんだろう。表面の光沢感が、作業中に見たものと完成品とで大きく違う気がする。キラキラな艶ではなく、濡れ濡れのGilt感。一番好みなやつ。

これが一番肉眼で見たそれに近いですね。エロを超えてもはや卑猥でしょう?

そしてご覧のようにショルダーも完備。で、ここが凄いことになってる。35パーツ以上のクロコを繋いでるんですよ。3cmずつくらいのピッチで。でも継目が糸でとまっていることが分からないの。継目に怖さを感じるとか中々無い経験。

ちなみに使用されるクロコは2匹。本当は1匹でも出来るらしいんですよ。でも倍のコストをかける理由はやはり腑の話になってしまうんだよね。
表も裏も、どちらも同じようにビシビシの中心部を使用することで360°美しくしたいんだって、Lolo。

ここらでACCALMIEのご紹介は一旦打ち切らせてもらいますね。リザードが上がってきてからまた改めてご案内させてください。

リリースはこちらも帰国後いけます。