NY -02-

2017.10.06

今回宿泊しているエリアはブルックリンの外れ。高架下のホテル。
近所のDeliには浮浪者がたむろしており、パトカーのネオンが街を照らしている。

そんな街に佇む一軒のシューリペアショップ。
ウインドウ越しに汚いおっさんが慣れた手つきで靴を修理していた。
その日一緒だった友人の靴が壊れかけていたから、なんとなくその店に入ったんだけど、
そのなんとなくが後に、今後の買い付けスケジュールを大きく狂わせる事態に。


何がゴミで何が材料なのかさえ分からない、散らかりきった店内。
友人に「どうなっても知らないぜ」なんて話しながら、ドレッドを無理やり帽子にしまい込んだおっさんに靴を託す。
するとそれがすぐにGUIDIであることを言い当てた。それが結構意外で驚いたの。
話を聞いていくと、午前中は様々なブランドの靴を作っている靴職人で、午後はここでリペアをしているんだって。


この男が実は名の通った職人だということは翌日知ることになるんだけど、
この時は色々と胡散臭すぎて半信半疑だったんですよね。


この場所や風貌に似つかわしくない、ハイソなワードが沢山彼の口から飛び出す飛び出す。でも殆どがディスってるの。
Julian Bootsもキッズ呼ばわりで、一体あなたはどのクオリティで仕事をするんですか?って興味が出てきて、冗談半分で1足作ってもらう交渉をすることに。

いやあ、これ大丈夫ですかね。
最近までバーニングマンに参加して遊んでいたから仕事が溜まっているみたいなんだけど、その空き時間でやってくれるとは言ってるけど。

なんか格好良いこと言ってるんだけど、私には「仕上がりの責任は負いかねます」としか聞こえない。
っていうか革とか仕入れたことないし、この企画はリスキーだって伝えたの。
そしたら革の売人を紹介するからチャレンジしてみろって。

つづく