501

2017.09.13

これまで私は沢山の501を所有し、履き殺してきました。
ある種の頂上として君臨するXXは勿論、近年は敢えて色が終わってしまっている枯れたレギュラー501を選ぶなど、時代の移り変わりと共にマイナーチェンジさせながら付き合うのが楽しいです。

現在、世界を巻き込んでVintageのLeicaやROLEXなどといった男子の嗜好品の極みのようなアイテムが高騰傾向にあるのですが、一部の501もどうやらこの世界に浸かり始めたと言いますか。
良くも悪くも投資価値が生まれてしまったんですかね。最早それはファッション的ではないですよね。

ただ、そういう状況になればなるほど私のようなプレイヤー側は燃え滾るという。
「え?そのお宝、履いちゃうんですか?」みたいな。
かつてGod of lensである初代ノクチルックスをケースにも入れず塗装ズル剥けでゴリゴリに使っていたある日のドイツライカ本社にて、「クレイジー」と会社の人からこの上ないお褒めの言葉をいただいたことがあります。
そういう「俺、使っちゃうんです。俺、イカれてるんです」って遊びがデニムで出来るということですからね。燃えちゃう。

まあ、デッドのXXとかシンチバックとか、まだまだそういう一部の中での話でしょうけど。


これは少し前に手に入れた501。
Big Eならまだラフに買えるプライスということで約5万円で買いました。
small eばかり履いていたからか、「やっぱり”E”は色落ちが違うぜー」って感じでお客さんに自慢していたんですよ。
「あれ?君のそれただの赤耳だよね?かー、だめだめ。これからは”E”よ”E”。すぐに買いに行きなさい」と。
そしたら私のを指さして「それもBig Eじゃないですよ」と。寝言を言われたわけですよ。
で、仕方なくタブを見せてあげたんですよ。ホレって。

すると「キャッー」。全然”e”だったっていう。
確かに買うときに確認してなかったなと。ということは5万円って高すぎるだろと。っていうか恥かいたじゃねーか、と。
お客さんには「まぁ、敢えてね」とかよく分からない言い訳で誤魔化しましたけど。
ちゃんとディテールは見てから買わないとこういう事故が起きるんですね。

↓は今最も注目しているジャンル、通称”鬼ヒゲ”。

のっぺりとした色落ち顔立ちがファッション的に感じる近年では真逆の表情。
しかしVintage watchでいうところのトロピカルミラーダイヤルじゃないですけど、環境が生んだ特殊なエイジングピースが今後さらにレア化するんじゃないかなと。注目株。
ファッション的にもこういうピースは今後アリですね。

これまではアメリカのフリマとか、古着ディーラーとか、仕入れ先はその筋の専門家からだったと思いますが、
ある一定の水準以上のブツは今後、VRやLeicaを蒐集しているコレクターから仕入れる機会も増えるんじゃないですかね。ということは香港か。
それに彼らは見る角度が特殊ですから、新しい価値ポイントも沢山生まれるはず。
まだまだ願望のレベルですけど、想像するだけで楽しみです。