クレオパトラ

2019.11.14
Trip

GOLDSMITH一家の長男、Aramに誘われて食事に。

この前はゴリゴリのホテルのラウンジだったから、もう少しカジュアル目にと、ウエストハリウッドにある日本食の居酒屋を僕が指定。

入店してすぐにウェイターに空のグラスをふたつ用意させると、隠し持っていた高そうなワインボトルをニュッと取り出し注ぎ始める。

え、それってアリなんだ。というか枝豆が似合わない。

そんなことより、ようやく出来ました。リング。すごくすごく時間をかけてデザインを考えて、そして何より由緒正しき一家の歴史を壊さないことを考慮して、製作した渾身作。

「”ゴールドの雨”が降るターコイズを、ゴールドで包みました」

まるでシェフのような解説で、贈呈。

うわあ。これは凄い。もうジュエリー通り越して、クレオパトラというジャンルになるんじゃないか、と。すっげーって小学生みたいな顔になってたと思う、自分。

つけるとなると次の夏。Tシャツにこれ一発。時計はバブルバックで控えめにいこう。などと早速イメージしながら、値段を聞いた。

「TAKA、聞いてくれ、プライスのことなんだが..」って、雲行きが怪しくなる。

聞いたら無理だった。お取り扱いできません。

前々から入荷を楽しみにしてくれている方がもしいたとして、高くて当然なのだからそれで構わないから仕入れて欲しい、という方もいるかもしれない。が、甘くみないでほしい。その想像の斜め上をいってると思う。

そっと返してワインを飲んだ。でも、絶対絶対欲しいのに買えないもの、要は手の届かないものがあると、工夫するし、糧になるし、夢になる。そういう気持ちにさせてもらえるだけでありがたい。

次会うときは今度こそ予算内で用意してくれる、らしい。なので次こそは。

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